人事担当者向けオススメ本

第121回 1分で話せ

この4月に、はりまっちにも新入社員が入り、現在毎日研修をしています。かわいい新入社員を想って、先輩たちがこぞっていろんなアドバイスやフィードバックを行っています。その結果、組織間のコミュニケーション量が増え、先輩自身の成長にも繋がり、新卒採用が組織活性化に与えるパワーの大きさを改めて感じています。

しかしその反面、新入社員のキャパシティを超える量の情報がいろんな先輩から伝わってしまい、消化不良を起こしてしまうケースがありました。先輩社員は親切心で「あれもこれも伝えてあげたい!」とアドバイスをしていますが、相手に伝わらなければ意味がありません。相手のことを想うのであれば、「あれもこれも伝えない」勇気を持つことが大切です。細かいことは捨てて、最も大切なものだけに絞って伝えるほうが、当然相手には深く伝わります。何をどう絞ればいいか悩んだときは、この本がお勧めです。膨大な情報量でも1分で伝えるための方法が書かれています。

はりまっち主催の合説では、1分間企業PRタイムを設けているものもあります。この1分間PRで見事なプレゼンをした企業は、ターゲットの学生の心を掴んでいます。1分間PRが上手な企業は、30分の説明も見事です。相手のために「あれもこれも伝えない」でください。

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第122回 反応しない練習

近年の採用活動は、就職サイトや合説などの王道手法以外にも、SNSやYoutubeなどを活用する企業様が増えてきました。多様なチャネルを持ち積極的に発信することは素晴らしいことです。

一方で目立てば目立った分、誹謗中傷コメントが書き込まれたり、炎上したりするリスクと隣り合わせであることは覚悟しておかなければいけません。ただ、それを恐れ過ぎて発信することを止めてしまうのはとてももったいないことです。

デマなどが書き込まれ風評被害が広がりそうなものは、会社として法的手段に出るなど毅然とした対応を取る必要がありますが、そこまでではないものなら、いちいち反応せずに、発信し続けないと、本来の目的は果たせません。SNSを活用して採用活動を行うなら、この”反応しない力”を身に付けることが、SNSスキルを高めると同時に必要になってきます。

好きの反対は、無関心という言葉があります。

明石家さんまさんは、毎年好きな芸人ランキング、嫌いな芸人ランキングともに上位にランクインします。それが日本一の芸人の証でもあります。つまり、アンチコメントすら無い状態は、採用活動成功という目的からは最も遠い状態と言えるかもしれません。本来の目的達成のために、小さな誹謗中傷はスルーしましょう。

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第123回 採用1.9 〜求人広告ライターだけが知っている採用の流儀〜

同じ求人内容でも、その打ち出し方によって効果は大きく変わります。広告の理論書は数多ありますが、本で理論は学んでも、いざ実践しようとしても上手くできないことがほとんどです。

そんな中この本は、小難しい理論はほとんど使わずに、お笑い芸人のような語り口調で、身近な事例を交えながら、効果的な求人の打ち出し方を伝授してくれます。すべてが参考になりますが、特に大切なポイントを抜粋してご紹介します。

【求職者目線で書いてみる】
「ワークライフバランスの取れた職場です」 (企業目線)
「寝顔を見るだけの子育ては卒業しました」(求職者目線)
「家族と毎日夕食をとっているので、妻の機嫌がいい」(求職者目線)

【ギャップ萌えを狙う】
「各分野のプロフェッショナルが集結し、ロケットを打ち上げる」
「社員5人の町工場が、火星にロケットを打ち上げる」

いかがですか?前者と後者では、感じ方が変わってきませんか?求人広告ライターは「応募ゼロ」という恐怖と常に戦っています。その環境下で10,000件以上の広告を作成してこられた著者の成功体験、ノウハウがぎっしり詰まったお得過ぎる一冊です。

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第124回 言語化力 〜言葉にできれば人生は変わる〜

「お笑い第七世代」。お笑い芸人 霜降り明星のせいやが、2018年のM-1グランプリ優勝直後に自身のラジオ番組で発したこの言葉。この日以来、第七世代の芸人は、メディアで見ない日はないほど時代を席捲することになりました。

せいやのたった一つの言葉で、群雄割拠の芸能界において、「お笑い第七世代」は特別な存在となりました。過去を振り返っても、強い言葉が、時代や流行、価値観を変えてきました。

夏にまったく売れなかった冬が旬のウナギを「土用の丑の日」と名付けたことにより、夏のウナギは定番となり、ビジネスではネクタイ着用が当たり前だった時代に「クールビズ」という言葉で夏のネクタイを不要にし、ネガティブな印象だった転職を「ジョイン」という言葉を使うことでポジティブな印象に変えました。

この言語化力は採用担当者にとっても重要スキルの一つです。採用担当者の言葉一つで、求職者を惹きつけたり、内定辞退を阻止したり、ライバル企業からの第一志望の逆転劇を展開できたりします。当書には、言語化力を鍛えるための具体的なステップが書かれています。

一朝一夕に身に付くことはありませんが、毎日少しずつでも著者が進める言語化力向上ステップを実践し言葉を磨いていきましょう。

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第125回 働き方の哲学

稼ぐためだけに働く若者は減り、働く理由も、働き方も多様化している現在、一度「働くとは?」という抽象度の高い問いに向き合ってみるのはいかがでしょうか。

この本はそんな「働くこと」を考える上で大切な概念を、豊富なビジュアルで分かりやすく解説してくれます。若手社員や内定者研修、インターンシップのワークショップにも使えそうです。
たとえば、この本を課題図書として読んでもらい、自分自身で働く理由や理想の働き方を考え、シェアし合ったりすることでより理解も深まります。

価格が2,860円と少し高めなので、ご購入を判断するうえで、この本をベースにしたワークシートが無料でダウンロードできますのでこれらを見て、買うべき本か検討してみてください。
ダウンロードページ → d21.co.jp/feature/tetsugaku/

・「仕事意識」の位置確認チャート
・「この仕事をやる理由・働く理由」リフレクションシート
・「第3層」に持つ価値観をあぶり出す
・「成長」の定義ワークシート
・「仕事」の定義ワークシート
・私の「提供価値宣言」 我が社の「提供価値宣言」
これらが無料でダウンロードできます。