人事コラム

第110回 ブランディングは内側から。

「人事の人がイケメンだったんで、とりあえずブースに座りました」
「はりまっちに載っていた社員の人がみんな楽しそうやったからエントリーしました」
「トイレがきれいで、カフェテリアもあるお洒落な会社だったんで興味を持ちました」
これらの声は毎年必ず複数名の学生から聞く言葉です。

見た目の印象が、学生の関心度に大きく影響していることが分かります。つまり外見を磨くこと、魅せ方を意識することこそ、採用活動成功の第一歩です。「中身も無いのに外見だけ取り繕っても意味ないだろう」。そんな声が聞こえてきそうです。おっしゃる通り。確かに現在は外見だけでは採用は難しくなってきています。
中身があってこその外見であることは間違いありません。しかし中身が良い会社さんは、そこに自信があるため、見た目をおろそかにしがちです。そうなると、せっかくの素晴らしい中身を知ってもらう段階までいかないのです。できる企業はこの事実に早期に気付き、採用ブランディングを強化してきました。

以前のはりまっち便りでは、ダイセルや大和工業など、特にBtoB企業が採用ブランディングに力を入れていることをご紹介しました。しかしこのブランディングは一朝一夕では築けませんが、崩れるときは一瞬です。 先日とある会社が、大炎上しました。
同社はダイセルや大和工業と同様にBtoB企業でありながら、採用を目的としたTVCMなどの広告を積極的に流し、ブランディングを強化してきました。しかし、同社の社員が不遇な人事を受けたことをSNSに投稿したところ、瞬く間に大炎上しました。同社の信頼は失墜し、今まで築いてきたブランド価値は地に落ちました。

この騒動に対し、平成に残る名著「言葉にできる」は武器になる。の著者、梅田悟司氏は自身のFacebookで、「外向けにはいいことを言っておきながら、内向けには平然と真逆の行為をする。ブランディングの基本は、逆だよ。内側を大事にし、溢れるように、企業人格が外へと染み出していく。その先に永続的な成長がある」と投稿しました。
中身があってこその外見。特にこれからの採用活動は、ココがポイントになってくるでしょう。まずは内側から見直してみませんか。