人事コラム

第115回 アイドルタイムが無くなった採用活動。

はりまっちでは、7月から2021卒対象の就活トレーニングジムを開催しており、毎回昨年の3倍以上の学生が参加しています。「今年は意識が高い学生が多いな」と感心していましたが、話を聞いてみると、昨年までとは大きく事情が違うようです。昨年までなら、この時期にトレーニングジムに参加する学生は、3月1日の就活解禁に向けて、早めに準備しておくことが目的でした。しかし今年は夏のインターンに参加した企業の選考対策として参加しています。

昨年までの企業の対応は、夏のインターンに参加した学生の志望度を3月1日までにいかに高めさせるか、維持させるかが課題で、「インターン参加者だけの特別座談会」といった接触機会を多く用意していました。しかし今年は、 「インターン参加者だけの特別選考」に名前を変え、間髪を入れずに選考をしています。学生はその対応に追われている状況で、新たに企業を探す余裕はなさそうです。「その企業から内定出たらどうすんの?」と聞くと、8割の学生が「就活は辞めます」と答えています。

時系列で整理すると、3年生の5〜7月にかけてインターン合説に参加し、8〜9月に5社ほどのインターンを受け、10〜12月にインターンに参加した企業の選考を受け、内定が出れば就活を終える、といったスケジュールです。感覚値ですが、このスケジュールで動いている学生は全体の4割程度いるんではないかと思います。そして2割の学生は11〜12月開催の冬のインターン合説に参加し、12〜2月の冬のインターンに5社ほど参加し、3月1日からその企業の選考を受け、残りの4割が3月1日から就活をスタートするという流れになりそうです。

これらの動きを鑑みると、企業も夏のインターンの開催は大前提で、3年生の6月、11月、3月と、採用活動を3回に分けて行う必要が出てきました。採用活動にアイドルタイムという言葉はもうありません。あ、そうこう言っている間に、そろそろ2022卒の夏のインターン合説の参加枠を押さえる時期がやってきますね。