人事コラム

第118回 Howの限界。

様々な採用媒体やイベントが乱立している昨今、採用活動を成功させるためには、「どの媒体がいいのか」「どのイベントに出ればいいのか」に意識が向きがちです。しかしそれはあまり重要ではありません。最も大切なことは採用活動の“5W1H”に沿って行うことです。5W1Hとは、「Why」「When」「What」「Who」「What」「How」です。

■Why(目的)…最も大切で全てはココから始まります。この採用を通じて、会社は何を実現したいのか、会社はどうありたくて今回採用するのか、正社員じゃなきゃだめなのか?派遣は?外注は?シニアは?といった要領で採用目的を整理します。以降のプロセスもWhyを軸に考えます。

■When(ゴール)…いつまでに採用するのか。特に中途採用の場合は、“いつまでに”を決めないと、ズルズルと採用が長引いてしまい、ハローワークに載せっぱなし、転職エージェントに投げっぱなしの状態になってしまいます。ゴールから逆算すると、何をするべきかが見えてきます。

■What(任せる仕事/ポジション)…入社後何を任せたいか、何を期待するか、具体的な仕事内容は?

■Who(ターゲット)…それ(What)ができる人はどんな人?今、どこにいて何をしている人?今の職場に抱えている不満は?社内で言えば誰?自社にとっての優秀って何?

■What(ターゲットにとっての魅力)…ワクワクするビジョンはあるか?社風は?人は?待遇は?仕事内容は?

■How(媒体、イベント、コピー、写真、パンフレットなど)…どの媒体に出す?どのイベントに出る?キャッチコピーは?

ご覧の通り「どの媒体、イベントがいいか」は最後の最後で決めます。この“5W1H”を“順番通り”に考えることこそが採用成功のために最も大切なことです。逆に「How」以外をきちんと整理すれば、「How」が何であれ成果は大きく変わりません。この売手市場の中で採用成功を収めている企業は、How以外の“5W”を明確にしています。Howに頼らない採用活動で、売手市場でも人が集まる企業を目指しましょう。