人事コラム

第122回 怒涛の内定辞退に備える。

緊急事態宣言下でも、Web説明会やWeb面接、キープディスタンス面接など、感染予防対策をしっかり施しながら採用活動を止めなかった企業様は、例年以上に大きな成果を出していらっしゃいます。「今年は順調だよ」「もう採用枠埋まったからエントリーストップしといて」などと嬉しいお声が続々と届いています。

ところが一方で、学生からは、「今いくつか内定はもらってるんですが、本命の企業がコロナでストップしてるので、まだ就活は終わっていません。再開したらもちろん受けますし、もし内定が出たら、今の内定先は辞退します」と言うのです。それも少なくない人数の学生が。もしかしたら貴社の内定者も含まれているかもしれません。
辞退されれば、またゼロからやり直しになってしまうので、例年以上に綿密なフォローをお願いします。今日からできる即効性のある手法として、髪を染めてもらうというのがあります。「社会人なったら髪染められへんで。今のうちに染めときや」と学生目線で伝えてあげてください。他にもフォロー方法はたくさんありますので、お気軽にご相談ください。

しかし、内定後のフォローでは限界があります。内定は出した瞬間、学生に主導権が移ります。その状態でのフォローでは 分が悪いです。最高の内定者フォローは、簡単に内定を出さないことです。内定を出す前に、少しでも迷っていたり、他にも気になる企業があるのなら、正直に話してもらい、「じゃぁぜひ納得がいくまで就活頑張ってみて。それで最終的にうちを選んでくれたらうれしいよ。そのときにこちらからも内定を出すね。でも、うちも●●さんに辞退されると、また採用活動をやり直さないといけないから、採用活動は続けるよ。そして●●さんよりいいなって思う方がいてその方が入社したいと言ってくれたら、その方に内定出して、採用活動は終了になることは了承してくださいね」と伝えてください。

ここで大切なのは、学生が本音を話してくれるかです。最終面接までに、学生が本音を話してくれるまでの関係性を築けるか。採用担当者様の腕にかかっています。詳しくは新卒採用虎の巻「はりまにゅある」で説明していますので、ご希望の方はお申し付けください。