内定者研修や新入社員研修にオススメの一冊。「現在の職場に不満があればスグに辞めてしまう」、「隣の芝生が青く見えてしまう」、「環境を変えれば上手くいくと思っている」。そんな若手社員にぜひ読ませてください。
希望に胸を膨らませて入社してくる新入社員。しかし、希望や理想通り進まないのが社会人。「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をする大切さが書かれています。焦らず、腐らずやっていけばいずれ花が咲きます。そのときのために、根を下へ下へと降ろして根を張ること。そして、希望は捨てないこと。これらのことを優しく語りかけてくれます。
個人的に一番心に刺さったのは、「置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです」という一文。環境に不満を持っているときに、「それでも、この場所こそが自分の居場所だ」と思えたら、不満も言わず、逃げ出しもせず、なんとか自分の居場所をよくしようと思うはずです。今、話題の東進衛星予備校の林先生も、「本当に優秀な人は環境に不満を言わない」と言っています。ぜひご一読ください!