HR総研が2016卒の学生2,098名にとったアンケートの結果を公表しました。企業名がリアルに出て、なかなか興味深い結果となっていたので、ご紹介します。
各項目ごとに、ベスト企業とワースト企業があり、「採用ホームページ」「会社説明会」「面接官の評判」の3つの項目において、ワーストの評価だったのが、家具販売の「ニトリ」でした。
まずニトリの採用ホームページは「具体性がなく白々しく感じた」などと評価をされています。いくら就職サイトに魅力的な情報を発信していても、その後に必ず訪れる自社の採用ホームページの印象が悪いと、会社の印象も悪くなる可能性があるので、注意したいですね。また、多くの美辞麗句を並べるより、一つのエピソードを語るほうが、リアリティがあり、学生は共感を示します。
ニトリの会社説明会に関しては、「淡々と話すだけでとても眠かった」「ただ手元の資料を読み上げているだけだった」「社員の顔が疲れ切っていた」という評価でワーストでした。一人でも態度の悪い社員がいると、会社全体のイメージが悪くなってしまうので、社員全員で採用活動に挑む気持ちが大切です。
面接官の評判に関しては、「学生より面接官が熱弁する時間が長かった」「目を合わせてもらえなかった」「圧迫のようだった」という回答が並びました。面接は選ぶ場だけでなく、選ばれる場であるという認識も忘れてはいけませんね。
また、学生から企業への改善要望として、「クールビズの徹底」が挙げられました。「クールビズでも結構です」という表現なら、学生はスーツのほうが無難と判断します。「必ずクールビズで来てください」「ネクタイ禁止」と、断定的に指示してほしいようです。また、「普段着でお越しください」も学生は頭を悩ませます。これも「スーツ禁止」くらい強めのメッセージを打ち出したほうが効果的です
余談かつ個人的な意見ですが、面接は私服で行うほうが、学生の本来の姿を見極めやすくなると思います。内定を獲得し、就活を終了した学生と会うと豹変した姿になっているケースも多々あります。ほとんどの学生が、同じような髪型、服装で面接していてはそれを見分けるのは困難です。ぜひ私服面接も検討してみてください。はりまっちも、学生の素を見ていただくため、私服でのインターンを企画しています。詳しくは、お電話またはメールフォームからお気軽にお問い合わせください。