第71回 合説での説明は25分以内が理想。

3月1日に2017年卒の就活が解禁しました。同日、はりまっちでは、姫路商工会議所にて、播磨の企業様41社に参加していただき、今期第一回目の合同就職説明会を開催しました。当日は大阪でも2つの大きな合説が開催されていましたが、過去最高の703名の学生に参加していただき、大盛況に終わりました。参加学生に出口調査とアンケート収集を行った結果、平均の企業訪問数は5社でした。5社の説明を聞いた学生は、へとへとで疲れ果てて帰っていきました。

また、翌3月2日は、兵庫県立大学の学内合説があり、はりまっちも「兵庫の成長企業発見ブース」として参加しました。この合説では、参加企業全社の説明時間を45分とする時間制で開催されました。この45分の説明時間に、どこのブースにも座らずにいた学生に「どこも聞かへんの?」と声をかけると、「いや、45分も聞くのしんどいんです。1社ならまだしも、これが何回も続くとしんどいだけで話の内容が入ってきません。だから、休憩時間に人事の人に話しかけにいって、自分の聞きたいことだけ聞いてるんです」という回答が返ってきました。

これらのことを鑑みて、合説で話す時間は25分以内が理想です。第一志望の会社で無い限り、それ以上だと学生から悪い印象を持たれるため、逆効果です。学生が合説に参加する理由は、目当ての会社の話を聞くだけでなく、たくさんの会社を比較するためでもあります。とりあえず座っただけの会社の説明が長ければ、印象が悪くなるのは当然です。

また、学生は1度合説に参加すると平均5社は訪問します。ですから、1社1社の細かい話の内容までは覚えていません。合説では、長く話すことより、どれだけ印象に残せるかを意識して話の内容を決めることが重要です。

合説で全部を伝えようとせず、「もっと聞きたい!」と思うところで、「続きは個別の会社説明会で!」と締めくくるほうが、個別の会社説明会への誘導率も高まります。合説は、「会社を詳しく説明する場」ではなく、「個別の会社説明会に誘導するための場」と、参加する目的を変えてみてください。

そうすることで、合説をより効果的なものにすることができます。2017年卒の採用活動、これから一緒に頑張っていきましょう!