7月から毎月開催している就活勉強会も先日9日(土)で最終回を迎えました。7月から毎回参加してくれている学生もいて、ぜひ良い結果に結びついてほしいなと願うばかりです。7月の時点では、「目を見て話せない」「消え入りそうな声」「無表情」だった学生も、1月あたりから、目を見て明るく元気に笑顔で「こんにちは!」と挨拶できるようになり、2月に開催したグループディスカッションでは、80名の前で堂々とプレゼンしている姿を見て、目頭が熱くなりました。
「学生は就活を通じて大きく成長するな」と感心すると同時に、この学生なら、どこでも内定が取れると確信しました。この学生はたまたま7月から就活をスタートし、就活解禁の3月には成長した姿で迎えられたので良かったのですが、逆に3月からスタートしていたら連戦連敗していたでしょう。しかしその後、徐々に成長し、10月になった時点で同じように成長しているのであれば、見方は変わるのかもしれません。
2017卒採用は、各社焦っています。はりまっちの掲載企業様だけ見ても、3月上旬から例年を大幅に上回る数の説明会が開催されたため、例年を大幅に下回る母集団となっています。よって今期の採用活動は、昨年よりも更に長期化すると予想されます。その際に有効なのが敗者復活採用です。先ほどの学生の例のように、就活前半は全然ダメだった学生も、後半見違える成長を遂げた学生も大勢います。
後半に出会っていれば間違いなく採用レベルの学生に、前半に出会ってしまったがために、不採用にしたとしたら、それはお互いにとって不幸です。後半戦に、もし採用目標数が確保できていなければ、新たな母集団を見つけるのと同時に、一度落とした学生へ「敗者復活採用を始めます」と打ち出すのも面白いのではないかと思います。「後半の学生は質が悪い」というイメージもありますが、成長を遂げた学生に出会うこともよくあります。
しかも、一度落ちた会社にもう一度チャレンジするくらいなので、志望意欲は満々です。ぜひ敗者復活採用も検討してみてください。就活を通じて成長するなら、「学生時代に頑張ったことは、就活です」というのもアリなのではないでしょうか。就活で何をどう頑張ったのか、就活前と後ではどんな変化があったか。これを具体的に堂々と語ることができればそれは認めてあげてもいいのではないかと思ったりもしますが、さすがにこれは甘いですかね。