良いチームとは何か? 組織論は多くの学者が独自の説を唱える百花聡明の学術分野です。
それらを、組織のライフサイクルや環境の不確実性の大小、人材連携の大小になどに合わせて、今の組織にとっての最適解を見つけるために必要な理論を教えてくれる超良書です。
組織論の学術的背景をベースに、AKB48やサッカー日本代表など身近な事例を交えながら、噛み砕いて解説してくれています。
近年、採用活動だけを頑張っても良い人材には選ばれなくなっています。
会社の存在目的、ビジョン、誰を仲間に入れたいのか、組織のどこに共感させたいのか、これらを採用活動の前にしっかり定義する必要があります。その点から、1章の目標設定の法則、2章の人員選定の法則、5章の共感創造の法則は必読です。
中でも5章のエンゲージメントの4Pは、組織作りだけでなく採用活動でも大きく効果を発揮します。4Pとは、Philosophy(理念)、People(人)Profession(仕事)、Privilege(特権)のことで、はりまっちが取材時に使用している組織誘因の4象限と同じ理論です。
採用に強い組織はこれら4Pのうちどこに共感してもらいたいのかが明確になっています。詳細はこの本で!