第8回 学生の目をもっと中小企業に向けさせなければ

先日、57.6%という低すぎる就職内定率が発表されました。しばらくは、はりまっち社内でもお客さんとの商談中でもこの話題が中心でした。約半数の学生がまだ就職が決まっていないという事ですので、このままですと、次世代を担う若い労働力が低下し、将来の日本の国力が失われていきます。

この就職内定率が発表された時、管首相に取材記者が、「現在の雇用状況を漢字一文字で表すと?」と嫌味な質問をすると、それに対し、「繋」と答えました。その心は、中小企業の有効求人倍率に着目し、まだまだ人手が足りていない中小企業がたくさんあり、中小企業と学生を繋ぐ事が重要と話ました。まさに、私たちが今やっている事と同じでした。

現実、この就職内定率とは裏腹に、播磨地域には学生の採用に苦戦をしている企業がまだまだあります。その中には、学生からの知名度は低くても、実はキラリと光る特徴のある企業や、不況下でもお客様に選ばれるだけの優れた商品を持っている企業、従業員が夢中になる壮大なビジョンを持つ企業もあります。いかにそういった企業に学生の目を向けさせるか。それが私たち、はりまっちの使命です。

中小企業には、就業人口の70%以上が働いています。中小企業は日本経済を支えている日本の宝です。

そんな中小企業の、「社長の想い」、「事業の優位性」、「将来の展望」、「歴史に息づくDNA」、「会社につまった喜怒哀楽さまざまな物語」。それぞれの企業を徹底的に見つめ、魅力的に表現し、学生に伝えていく。そして、1%でもこの内定率の上昇に貢献し、日本の経済発展に貢献できるよう、これからも頑張っていきたいと思います。