第20回 2013卒採用は前半戦の活況ぶりに安心してはいけない。

先日12月6日(火)に、2013年卒向けの合同説明会を姫路商工会議所で開催しました。今年は例年より2ヶ月遅れの12月1日の就活スタートで、その直後の合説とあって、学生が集まるか心配でしたが、予想を裏切る410名の学生に参加していただきました。当日は神戸新聞社さんにも取材に来ていただき、翌日大きく掲載されました。今まで溜まっていたものが一気に爆発したかのような盛況ぶりでした。

12月1日の就活スタート直前に、2012年卒の内定率59%という数字が発表され、2013卒生の危機感を煽りました。当日は大勢の意識の高い学生がブースに集まったということで、参加企業様も今まで以上に満足されていらっしゃいました。しかし、その学生たちの争奪戦は例年以上に厳しいものとなりそうです。年内は、合同説明会へのブース訪問率、上位校からのエントリーなど、例年にない盛況ぶりを見せるでしょう。しかし、それとは反比例して、年明け以降は、例年より多めにエントリーをしている学生の選考辞退が続出したり、選考期間が短縮したために、会社説明会がバッティングしキャンセルが続出することなどが予想されます。そうならないためにも、学生への接し方は例年以上に丁寧でまめな対応が求められます。

たとえば、
「エントリー者を放置せず、隔週で最新情報を提供する」
「採用担当に学生が憧れるような若手社員を人選する」
「学生の意見を取り入れた会社説明会を実施する」
「早朝や夜間、土日、祝日などに会社説明会を開催する」
「選考が進むに連れて入社意欲が高まる面接をする」
「選考通過時には、どこが良かったのかをしっかり伝えたうえで次のステップの案内をする」
「併願状況を確認しながら内定出しのタイミングを図る」
などです。

採用活動は、選ぶと同時に選ばれる場でもあるということを意識していただいて、年内に出会った優秀な学生の心を離さない、競合に持っていかれない対応を心がけてください。