第60回 説明会の随時開催、個別開催も必要になってくる2016卒採用。

2016年卒業予定者の採用活動がスタートし、1ヶ月が経ちました。今期は3月1日スタート元年。企業さんも学生さんも不安を抱えながら、手探り状態のまま1ヶ月が経過したといった感じでしょうか。

就活解禁前には、就活短期化により2つの問題が出てくると予想されていました。1つは企業研究の時間が削られ、取り敢えず知っている会社から受けるという大手一極集中の問題。もう1つは、個別説明会や選考会の日程が他社と重複することによる母集団の激減問題。はりまっちに関して言えば、1つめの大手一極集中問題はありません。それは、はりまっちに登録している学生は、大手志向ではなく、地元の中小企業の第一線で働きたいという意思がある学生が大半だからです。

しかし、2つめの日程重複問題が予想より複雑になっています。重複の問題だけなら想定の範囲内でしたが、サイト掲載企業の増加が予想を上回り、日程重複に拍車をかけています。はりまっち2015では昨年12月のスタート時は49社の掲載に対し、はりまっち2016の3月スタート時点ではその倍の98社が掲載している状況でした。

更に3月1週目から複数社の企業様が毎日説明会を開催している状況の中で、参加学生も分散し、説明会の予約枠が満席になる日が少なくなってきている現状です。昨年までは成立していた「説明会を2日ほど設定し、両日とも満席になり、その中から選考して内定を出す」ことが難しくなってきています。

これらの課題を解決するためには、エントリー者へ個別に連絡し、説明会を随時開催してあげることです。会社側が決定した日程に来れる人だけで選考をするのではなく、学生と個別に相談したうえで説明会の日程を決定し、参加者が1人でも開催してあげてください。広告費を増やせば、その分確かに効果は出ます。予算に余裕があればそちらも検討することも大切ですが、広告費を増やさずとも、上記のような個別対応など、手間と時間をかければ、採用成功の可能性は格段にアップします。

売手市場の中で新卒採用を成功させるためには、従来のやり方を否定し、常に学生目線に立ち、新しい手法に取り組んでみてください。私たちも採用が成功するまで伴走体制でフォローさせていただきます。一緒に売手市場の2016卒採用を成功させましょう!