ベストセラー「伝え方が9割」の第二弾!合説、個別説明会、面接、上長への予算取り、採用決済など、採用担当者は日々プレゼンの連続です。効果的に伝え、学生や社内を動かすスキルは採用担当者にとって非常に重要です。
当書は人を動かすための伝え方のポイントが満載で、今回は、本書の中から特に使えると感じたテクニックをご紹介します。
■相手の「嫌いなこと」を想像し、それを回避するように言葉をつくること。たとえば、「芝生に入るな」ではなく、「芝生に入ると、農薬の臭いがつきます」と伝えると芝生に入る人が一気に減ったそうです。痴漢撲滅の広告を、「痴漢に注意」ではなく、「住民のみなさまのご協力で、チカンを逮捕できました。」に変えた途端、痴漢がその町からいなくなった例などが紹介されています。「この人材を採用してください」ではなく、「この人材を採用しなかったら、5億円の損失です」みたいな感じでしょうか。
■相手に「選択の自由」を与えること。多くの人は決断するのが苦手ですが、「パスタの店と、石窯フォカッチャの店どちらがいい?」という比較なら簡単に選ぶことができるそうです。「この人材どうですか?」ではなく、「この人材とこの人材なら、どちらがいいですか?」のほうが採用されやすくなるかもしれません。
他にも伝え方に関するヒントが満載の一冊なので、ぜひ!