「感情」と「関係性」の視点から「組織感情」という概念を生み出し、そこから良い職場作りとは何か論じている本です。「組織にも感情がある」とし、「イキイキ感情」、「あたたか感情」、「ギスギス感情」、「冷え冷え感情」と、組織の感情を4つに分類しております。
「イキイキ感情」というのは、高揚感であるワクワクする気持ち、自らやってみようという主体感、みんなでがんばろうという連帯感のことであり、「あたたか感情」というのは、ここにいても大丈夫だよという安心感、お互いに助け合っているという支え合い感、自分は必要とされているという認め合い感である。これらの組織感情が理想で、「ギスギス感情」や「冷え冷え感情」を「イキイキ感情」「あたたか感情」に変えていくための解説が書かれています。
また、それが行き過ぎて「燃え過ぎ感」や「ぬるま湯感」に陥らないような注意点も書かれています。しかも本書では、簡単な診断ツールが付いており、職場の感情を診断でき、どのような解決策が向いているか丁寧に説明されています。ぜひ、会社の本棚に一冊いかがですか?