第67回 面倒だから、しよう

渡辺和子さんの120万部を突破したベストセラー「置かれた場所で咲きなさい」の第二弾。今回も胸に温かいものがこみ上げてくる優しい内容で読後はとても前向きな気持ちになれました。 2016卒の内定獲得済みの学生に入社の決め手を聞いてみると8割以上の学生が、社長や人事担当、先輩社員の「人柄」と答えました。このような自己啓発書...

第66回 下町ロケット

TBS日曜劇場でドラマ化が決定した池井戸潤さんの小説。下町の中小企業「佃製作所」の夢とプライドを賭けた物語です。大手重工メーカー「帝国重工」VS下町の中小企業「佃製作所」の構図がとてもおもしろく描かれています。 お金で動く人より、夢で動く人のほうが遥かに強いことがこのドラマを通じて再認識させられます。経営者は、大勢の...

第65回 社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話

「ホリエモン」こと堀江貴文氏が率いたライブドアは、今や誰もが知る急成長企業LINEに吸収されました。しかし、元ライブドア社員の多くは「ホリエモンの意志」を継承し活躍されています。 今のLINEの躍進も、元ライブドアのエンジニアが支えている現状です。IT企業は、優秀なエンジニアを揃えること自体が競争優位性になるため、日...

第64回 クリエイティブ人事

キャリア論に詳しい神戸大学大学院教授の金井壽宏さんと、ユニークな人事制度を数々と生み出しているサイバーエージェントの人事部長曽山哲人さんの共著です。 サイバーエージェントの藤田社長は、「優秀な人材を集めてしっかり教育すれば、どんな事業であってもそれ自体が競争力になる。仮にサイバーエージェントがうどん屋をやっても成功で...

第63回 ガール

アラサー女性を主人公にした短編小説。映画化もされ、ご覧になった方も多いかもしれませんが、働く女性社員の気持ちを知るうえでとても参考になる一冊ですのでご紹介します。 仕事は充実し、お洒落や女子会も楽しみ、一見すべてにおいて順調な人生を歩んでいると思いきや、ふとしたときに落ち込んでしまうという複雑で波の激しい女性の気持ち...

第62回 15秒で口説くエレベーターピッチの達人

欲しい人材を口説くときの参考書としてご紹介します。(これももちろん口説く人が魅力的であることが前提です)エレベーターピッチとは、忙しい社長などにエレベーターに乗っている15~30秒の間にプレゼンし、相手の興味を惹くためのスキル。たった30秒で人材を口説くことはないと思いますが、学べるノウハウはたくさんあります。 この...

第61回 あの子が欲しい

アラフォーの女性主人公・川俣志帆子の勤務先は、新興IT企業クレイズ・ドットコム。学生からネットに“ブラック企業”と書き込まれ悪評が広まっている中、新卒採用のプロジェクトリーダーに任命されたのが主人公の志帆子。志帆子はこのような逆境の中でも、優秀な学生を集めるために次々と有効な手を打っていきます。 凡人であれば心が折れ...

第60回 ゆとり世代を即戦力にする5つの極意

今年の新入社員もゆとり教育を受けてきた世代。そんなゆとり世代の新入社員とうまくコミュニケーションが取れないと悩んでいる方は必見です。「ワンピース憧れ世代」の新入社員を戦力化するためのキーワードが満載です。 ゆとり世代は指示待ちで、リスクを犯さず無難を好みます。しかし、一方で責任感や仲間意識が強く、絆を大切にし、勝利よ...

第59回 砂の栄冠

今回ご紹介する一冊は野球漫画です。漫画ですが、この一冊に、リーダーシップ、職場の人間関係、派閥問題、目標達成のために心を鬼にして立ち向かう姿勢など、ビジネスでも参考になることが盛りだくさんです。 とくにフォロワーシップに関しては、学ぶべきことがたくさんあります。主人公はエースで4番でキャプテン。プロのスカウトも注目の...

第58回 上流階級 富久丸百貨店外商部

1月16日にフジテレビでドラマ化もされた職業小説。主人公は、神戸の老舗百貨店の外商部で富裕層相手に営業をかける女性社員。販売員として活躍し充実した日々を送っていた矢先、突然、「外商部」への異動の事例が。そこは、完全な男社会。 外商は百貨店の売上の3割以上を占め、外商部の男性社員はプライドも高く、主人公にも辛く当たって...