第57回 10年後に食える仕事、食えない仕事

今後の雇用のことを考えるにあたって、参考にした一冊です。職業を四つに分類し、今後の可能性を解説しています。 一つ目のグループは「重力の世界」。これらは、IT化で瞬時に海外移転する職業、徐々に海外移転していく職業、海外移転しないが、国内で徐々に外国人に置き換わっていく職業のことで、例として、コールセンタースタッフ、プロ...

第56回 週刊 東洋経済「親から動く! 先手必勝の就活」2014年11/29号

就活の後ろ倒しをテーマに特集が組まれています。企業はこっそり前倒しで活動しているという事実を伝え、油断している学生に警鈴を鳴らす一冊です。 対象は、学生やその親御さん向けであり、かつ取材対象や論調が、どうしても都心部に偏っており、播磨地域では当てはまらないことも多く書かれていますが、都心の企業の動きを知り、こちらで取...

第55回 怒られ力 新社会人は打たれてナンボ!

今年の新卒社員が入社して半年が過ぎました。ご活躍はいかがですか?怒られ慣れていない新入社員にどう接すればいいか悩んでいませんか?そんな状況なら、この本をお薦めします。 怒られるとすぐに辞めてしまうほど、怒られるのが苦手な新入社員。厳しい落語界に身を置く著者・桂福丸が、打たれ弱さに悩む現代の若者に向けて、怒られることに...

第54回 就活「後ろ倒し」の衝撃

就活「後ろ倒し」によって起き得る変化について書かれた一冊です。著者の主張は一理ありますが、はりまっち2016に掲載される企業様は、後ろ倒しの影響は少なく、やるべきことをしっかりやれば2016年卒も必ず採用成功できると信じています。 この3ヶ月後ろ倒しによって就職サイトが作った「よい面」が失われサイト登場以前の「悪い状...

第53回 ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体

企業様の中には、地元志向の学生を良しとしない方もいらっしゃいますが、地元志向の学生といっても、はりまっちの登録学生は、播磨に本社があれば転勤は厭わない学生が多いのも特徴です。 生まれ育った地元播磨の企業が世界で活躍することや、播磨本社のグローバル企業ということに誇りを持つ学生も数多くいます。このような地元志向の学生が...

第52回 なぜ一流の男の腹は出ていないのか?

学生や後輩に憧れられるためには、外見も大切です。いくら仕事ができても見た目がだらしなければ、憧れの対象にはなり得ません。男性の場合外見で一番だらしなさが目立つのは、ベルトの上に乗っかったお腹です。 お腹が出ていることで「自己管理ができていない=仕事ができない」という評価を下されます。またこの本によると、お腹が出ている...

第51回 働く人のルール

新入社員や若手社員向けに書かれた、社会人としての心構えが書かれた一冊です。 ブラック企業叩きが進んでいる昨今、ちょっとしたことでも「ブラック企業」という言葉を武器に強気になる若者が増えています。この本では、そんな昨今の風潮に対し、「そんなことをしても自分が損をするだけ」と警鐘を鳴らしています。 たとえば、上司からの...

第50回 ホワイト企業

近年はブラック企業ばかりが話題ですが、その逆のホワイト企業とはどんな会社かを数社の事例を用いて説明しています。 当書では、とくにキャリア初期(若年層)において働きやすい会社であり、働きがいのある会社であることを「ホワイト企業」と定義しています。 ただ単に働きやすいだけで働きがいがない企業を「人材滞留企業」とし、逆に...

第49回 なぜ、あの部門は「残業なし」で「好成績」なのか?6時に帰るチーム術

生産性を高め、残業をしなくても成果を出す仕組みが書かれている一冊です。著者は「株式会社ワーク・ライフバランス」という会社を経営する小室氏。社名の通り企業に対してワークライフバランスの実現を提案している会社です。 著者の基本的な主張は3つ。①仕事は個々の裁量に任せるのではなく、チームで組織的に進め、「自分にしかできな...

第48回 「採用氷河期」若手人材をどう獲得するか

この本は景気が好調で各社採用に苦戦していた2007年に刊行されたものです。その直後にリーマン・ショックが起きたため、本のタイトルは時代に合わなくなり、「Amazon」では1円で販売されています。しかし、アベノミクス効果で若干景気が上向きつつある今、再度読み直してみました。 「なぜ採用をするのか」「人材は経営の最重要課...