第147回 こうして社員は、やる気を失っていく。

「なぜこの仕事をやらないといけないんですか?」 若手社員のこの言葉にイラっとする上司。「いちいち意味なんて聞かずにやれよ」と。お気持ちはよくわかります。しかし仕事の意味さえ理解したら、後は自走し始めます。 心理的安全性、OKR、1on1、ピアボーナスなど、社員のモチベーションを高める人事施策は様々あり、取り入れている...

第146回 世界一 仕事が楽しくなる!92歳総務課長の教え

92歳の現役総務課長が勤続66年で培った、仕事のスムーズな進め方、コミュニケーション力の磨き方、成長するための小さな習慣、失敗を恐れない考え方、上司と部下の作法、さらに100歳まで元気に働くための健康法など、63の秘訣を教えてくれます。 著者の玉置泰子さんは、大阪のねじ専門商社に勤務。「世界最高齢総務部員」としてギネ...

第145回 今どきの若いモンは

今どきの若いモンが何を考え、どんな価値観で生きているのか。若者のハートを掴むには若者を知らないといけません。内定者や新入社員に質問するも、なかなか心を開いて本音を話してくれません。そんなときにお勧めがこれ。 今どきの若者の考え方や価値観に戸惑いながら、現実を受け入れ若者に寄り添う上司を描いたお仕事コメディ漫画です。「...

第144回 仕事の教科書 ~きびしい世界を生き抜く自分のつくりかた~ 

この春入社の新卒にぜひ読んでほしい一冊。著者は経営者で作家の北野唯我さん。 元々は自社の内定者に向けて書かれたお手紙を、一般公開してくれたものです。 内定者や新入社員向けの本は、心の持ちようやマインド面について書かれたものが多いですが、当書は行動変容に繋がる内容が満載です。 具体的には 1章「仕事のスピードアッ...

第143回 六人の嘘つきな大学生

『教室が、ひとりになるまで』でミステリー界の話題をさらった浅倉秋成さんが書かれた就職活動を舞台にした小説です。 急成長中のIT企業が初めて行う新卒採用。5,000人の応募者の中から最終選考に残った学生は六人。最終選考で六人に課せられた課題は「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は一転、一つの席...

第142回 5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本

オンライン説明会の機会が増え、チャットで気軽に質疑応答ができるようになり、採用担当者さんは怒涛の質問ラッシュに瞬時に回答しなければならなくなりました。 しかし慣れていないとスグに回答が思い浮かばなかったり、質問の回答になっていなかったり、1つの回答が長くなり、全ての質問に答えられなかったりするケースが目立ちます。 ...

第141回 LIFE SHIFT2 100年時代の行動戦略

ベストセラー「LIFE SHIFT」の続編で、人生100年時代を具体的にどう生き抜くかを仮想人物を登場させて解説してくれています。 先日お邪魔させていただいたある大学のゼミでは、当書を課題図書として、輪読して感想や気付きをシェアし合っていました。このゼミ生以外でも、当書の影響を受けている学生とよく出会います。彼らは「...

第140回 ビジョナリーカンパニーZERO

世界1,000万部超ベストセラーシリーズ「ビジョナリー・カンパニー」の原点本。1992年に著者のジム・コリンズが記し、日本語訳されずにいた伝説の一冊の改訂版が今年発売されました。ネットフリックスのCEOも「本書は誰よりもどの本よりも、私のリーダシップを一変させてくれた。10年以上この本を読み返した。起業家なら、86ペー...

第139回 採用に強い会社は何をしているか

「52の事例から読み解く 採用の原理原則」とサブタイトルが付いている通り、とにかく事例が豊富です。事例は大資本企業が多いですが、当書が優れているのは事例を紹介するだけで終わらず、それらをきちんと抽象化して、企業規模に関係なく使える原理原則まで落とし込んで伝えてくれている点です。採用CX(求職者体験)を「出会う」「見立て...

第138回 フィードバック入門

良質なフィードバックが、インターンシップの満足度を大きく上げることは様々なアンケート調査で出ています。しかし多くの企業のフィードバックは褒めるだけというのが現状です。厳しく伝えて志望度を下げられたくないからです。でもそれが全くの逆効果になっています。 インターンシップに参加する学生は成長意欲が高く、プロの視座から厳し...