第107回 帝王の誤算

第107回 帝王の誤算

「社員が自殺をしても、企業成長を止めるわけにはいかない」。世界一の広告代理店を創った男の生涯が書かれたビジネス小説です。 「パワハラ」「ブラック企業」というワードがない時代に、身を粉にして猛烈に働いた方がいたことで、日本は世界No.2の国に成長したんだ、と改めて当時の企業戦士に畏敬の念を抱くことができました。 徹底...

第106回 僕たちはどう伝えるか

第106回 僕たちはどう伝えるか

採用担当者はプレゼンの連続です。会社説明会はもちろん、面接でも、内定者フォローでも、研修でも、インターンシップでも、分かりやすく、魅力的に会社のことや仕事のこと、ビジョン、理念をプレゼンしなければいけません。 入社の決め手が「採用担当者が魅力的だったから」は、最上級にうれしい言葉です。社会保険や給与計算の知識などとは...

第105回 メモの魔力

第105回 メモの魔力

できるビジネスパーソンは、ある現象に出会ったら、それをそのままスルーせず、抽象化して「他に応用できないか?」と考えます。 たとえば、「カメラを止めるな!」という映画が流行しましたが、普通の人はその事実以上のことは考えません。頭の良い人は、「なんで流行っているんだろう?」と分析をします。「300万円という少ない予算なの...

第104回 新世界

第104回 新世界

日本最大のオンラインサロンのオーナークラウドファンディングでの調達額国内最高絵本「えんとつ町のプペル」37万部突破など人を惹き付ける天才、キングコング西野亮廣さんの新刊です。西野さんの人を魅了し続けるための考え方は、私たちも大変勉強になります。 西野さんの周りに人が自然と集まるのは、西野さんへの「信頼」があるからです...

第103回 社長!その就業規則 今のままでは紙切れ同然です!!

第103回 社長!その就業規則 今のままでは紙切れ同然です!!

義務を果たさず権利だけは主張する社員対策としてお勧めの一冊です。著者は社労士として、これまで数々の労働問題を解決してきた労働トラブルのプロフェッショナルです。 就業規則を厚労省の見本や他の大企業のものを真似て作ると、労働問題に巻き込まれたり、大きな損害を被ったりすると警鐘を鳴らし、よくトラブルとなるケースを個別具体的...

第102回 無印良品は、仕組みが9割

第102回 無印良品は、仕組みが9割

理屈をこね回し、なかなか行動しない、そんな新入社員に困っていませんか? まだ一円の利益も生み出さず、給料をもらいながら仕事を教えてもらっている立場ということは忘れて、愚痴や不平不満はガンガン吐く、そんな義務を果たさず権利だけは主張する新入社員に悩まされていませんか?この本は、そんな社員でも大変身するかもしれない画期的...

第101回 人事課長 鬼塚

第101回 人事課長 鬼塚

今月は人事部が主役の漫画をご紹介します。主人公である人事課長の鬼塚が、社内で起こる人事関連のややこしい難題を次々に解決していきます。 能力主義、抜擢人事、左遷、社内不倫、出向、リストラ勧告など、人事業務の中でも特にダークな業務にスポットライトを当てた漫画です。できれば起きて欲しくないような社内課題を、鬼塚は冷静沈着に...

第100回 人事よ、ススメ!

第100回 人事よ、ススメ!

スターバックスやサイバーエージェントなど人事界で一目置かれている企業の事例や、人事の専門家の研究内容などが一冊にまとめられた良書です。全章参考になりますが、特にスターバックスの事例は、目から鱗が落ちました。 スターバックスには接客マニュアルがなく、スタッフが自発的にその場その場で考えて行動し、お客様に感動を与えていま...

第99回 言葉にできるは武器になる。

第99回 言葉にできるは武器になる。

「世界は誰かの仕事でできている。」「この国を、支える人を支えたい。」など、数々の名コピーを生み出した梅田悟司氏の著書。「言葉にできない」ことは、 「考えていない」のと同じである、と梅田氏は言い切ります。 その思考を深めるために梅田氏がお勧めしているワークが「T字型思考」です。やりたいと思っていることや、仮説、ふと頭に...

第98回 「Why型思考」が仕事を変える

第98回 「Why型思考」が仕事を変える

著者は、大ベストセラー「地頭力を鍛える 問題解決に活かすフェルミ推定」の著者 細谷功氏。普段仕事に追われていると、手段が目的化してしまいがちですが、「そもそもこの仕事って何のために(なぜ)やってんだっけ?」と、目的に立ち返ることで、本質的な仕事に専念できます。 たとえば、できない営業マンは、お客様から「これ欲しいんだ...