少子高齢化に伴い日本の労働人口が減少するなか、今後日本企業はいかに女性を活用できるかが成長の鍵となります。そんな女性に対するマネジメントにおいて、重要なノウハウが詰まっている一冊です。「ネガティブな言葉はポジティブに言い換えよ」「飲み会に誘わず仕事中に教えろ」「数字ではなく形容詞を使って伝えろ」「くどくつもりで相手のいいところを探せ」「武勇伝は封印せよ」「加齢臭に注意をはらえ」など、男性社員と同じマネジメントでは通用しない、女性ならではのマネジメントの特徴が書かれています。
これは差別ではなく、男女の根本的な価値観の違いを受け入れて、それに最適な対応をしようという論理的な本です。著者は、女心を的確につかみ、美容ビジネスで150億円以上たたき出しているヘアデザイナーの宮村浩気さん。美容師として20年以上美容業界のトップを走っており、数々の女優・タレントヘアでブームを巻き起こしてきた方です。男性だけでなく女性が読んでも面白い一冊です。