第16回 <就活>廃止論

過激なタイトルですが、就活の廃止を訴えている本ではなく、就活の現在の問題点を提起したうえで、今後求められる就職活動、採用活動を提案している本です。この本は、はりまっちが目指している方向性と似ていてとても共感のできる一冊でした。特に共感できたポイントは、大量に不採用にする採用活動の問題点について書かれている項目です。

例えば、5名の採用枠に5000名のエントリー。自ら辞退する学生を除いても大量に不採用通知を出さないといけません。そんな無駄が多くお互い不幸な採用活動を辞めて、本当に欲しい人材に絞って募集を行い、お互い幸せに感じる活動をしていきましょうと著者は訴えます。

はりまっちも採用において究極の目標は「一人の欲しい人材から応募があり、その人を採用する」ことです。私たちは、本当に欲しい人材をお客様と一緒に考え、その学生が心を動かすポイントは何か?を徹底的に考えて、学生へ表現していきます。この本は人材会社の方が書かれていますが、人材会社の営業トークは一切無しに書かれています。採用活動を見直すきっかけとなる良書です。